1 業務改革・IT改革 プロジェクト企画書のまとめ方
2020-08-12公開
プロジェクト企画書とは、診断・企画フェーズの総括という位置づけであり、集中セッションで合意したプロジェクト目標と改革テーマをもとに改革コンセプトを明らかにし、また投資額の見積もりと具体的活動計画を立案して、今後の活動展開の意思決定を図るために作成・報告するものです。プロジェクト企画書の目的は“確実な改革の実践”のための、今後の具体的活動展開の意思決定を図ることです。そのために、改革の目的から見た重点課題の明確化、課題解決の方向性の提案の視点から作成します。このプロジェクト企画書の内容がクライアントに受け入れられるか否かで、今回のコンサルティングの成果が問われます。本書は、このことに留意し、プロジェクト企画書を作成する上で考えるべき点をまとめてあります。
診断・企画フェーズの総括という位置づけで、企画書を作成しクライアントに提出し報告を行います。この企画書がクライアントに受け入れられるか否かで、顧客満足度に直接反映されるとともに、次期フェーズの獲得の成否に結びつく重要な意味を持ちます。クライアントの意向に沿いつつもコンサルの知見を活かして、納得感のある企画とすることが重要です。本書は、企画書を作成する上で考えるべき点、まとめ方の参考とします。また、報告会で次期フェーズに進めるかどうかが決まりますので、報告の進め方についても心に留めます。
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